今日はどんな話をしようか。

羽川くるみの日常。

【易ノート】1/64乾為天(けんいてん)

易のお話。

5月よりTwitterにて日々【自分用】として日筮を立てておりました。

勉強方法でもうひとつ気になっていたのが、ウラナイ8のデイリーメッセージ(6/19の翡翠輝子先生の記事)です。

uranai8.jp

 

易は8つの卦を外卦と内卦の組み合わせで六十四卦(8×8)。

この卦の順番を解説しているのが序卦伝。

翡翠先生も記事内で書かれていますが、日筮では出てくる卦に偏りが生じてしまいます。私は之卦まで出すことで極力総当たりになるように努力はしていましたが、読み会を除くと出会っていない卦もあると思います。

経緯は記事を読んでいただければと思いますが、翡翠先生は日筮を六十四卦の順に読むことにされたというお話です。

 

ランダムに読むのも楽しいなと思っている自分と、六十四卦を順番にノートに書いたら今後の為にもなるじゃん!という自分もいます。

自分に無理のない方法ぅ~と考えて出た案がこちらです。

 ①Twitterでの日筮は変わらず続ける。ただし【自分用】を外す。

 ②このブログで1から順番に記事にしていく。

六十四卦の卦辞を読み解いて、分かりやすく書かれているブログは世に沢山あります。

そこまでの力量はまだありません。

初心者が初心者に向けて書いたノート、ということでご理解いたたければ幸いです。

(手書き画像をアップ⇒後日文章を加えるという方法をとります)

 

というわけで。

【1/64】乾為天(けんいてん)

f:id:kurumi_hanekawa:20210613111849j:plain全てが陽爻で出来た卦です。

 エネルギッシュで積極的、外へ外へイケイケどんどん!な卦と思っています。

 陽は男性の象徴で、乾為天は力に溢れた龍に例えられています。

 ぐんぐん登っていく龍の行く末はくだること。

 良いことはいつまでも続かないし、悪いと思う状況もいずれまた落ち着いてくるという考え方です。(山あれば谷あり)

 また働き盛りの男性のように忙しく、仕事も手一杯、やること沢山あるよ!という状態には「ゆとり」「心の余裕」がありません。

 例えば「仕事の状況」を占ったときに乾為天が出てくると、とても忙しい職場、案件が沢山で遣り甲斐がありますねという反面、息抜きの時間も作ってくださいねとお伝えしたくなります。

 

 また卦には状況を示す「爻(こう)」があります。

 下から1本ずつ「初爻・2爻・3爻・4爻・5爻・上爻」と読み、状況や位は下から上へと進んでいきます。(初爻は新人⇒5爻で社長、上爻は会長くらい)

 

 龍に例えられた乾為天、各爻は龍がどんな状況にあるかで例えています。

 

 

 上爻:登りすぎた龍はあとはくだるだけ。進みすぎて後悔しているさま。

 

 5爻:ついに天に上り全盛期に。どうしたらこの状況を保つことが出来るかを周囲の声に耳を傾ける必要がある。

 

 4爻:(3爻/内卦から4爻/外卦に移った)大きな川に龍が入った。まだ進む方向に迷うこともあるだろうけれど、自分の心を信じて進めばいい。(まだ力は弱い)

 

 3爻:(3爻/内卦から4爻/外卦に移るときは足元が不安定とされる)危ないところにいても、少々居心地が悪いとしても、慎重にコツコツと努力すれば何とかなるから大丈夫(条件付きの大丈夫)

 

 2爻:ようやく地上に出てきた。大きな力はまだない。自分に過信せずに力あるもの(君主)を見習って協力して進むことを学びなさい。

 

 初爻:まだ地面の下にもぐっている。世には出ていない状態。力はあるかもしれないが、まだ発揮できる状態や時期ではない。

 

 

 

 序卦伝:1乾為天=満ち溢れた生気 2坤為地(こんいち)に続く