今日はどんな話をしようか。

羽川くるみの日常。

蟹と魚のお話①

先日、インナーチャイルドカードの読み会で「かに座とうお座の違い」という話題が出ました。その時は体感していることを簡単に申し上げただけなのですが、もう少し掘り下げて文字にしてみようと思い、この投稿にいたります。

 

まずは・・・

「月」は、太陽の光を受けて輝く受動的な存在で、感情を司る部分と言われています。癖のように、自覚なく同じような事を繰り返したり、赤ちゃんが毛布で包まれるときの安心感、その感覚もこの領域です。

自分が安心を得るために無意識に行動するのが「月」の性質です。

 

「太陽」は自ら輝く能動的存在。自分の意思で物事に取り組んでいる状態。
司令塔のように自らを動かし、演出し「これが私です」と全面に出す部分なので、自分らしさとして意識しやすいです。

人格を形成する「月」と「太陽」がセットで扱われるのは、「無意識・意識」「受動的・能動的」と2つでひとつのようなものだから。
看板を背負って生きている姿も格好いいけれど、息をつく休息のような場所が無いと疲れてしまいます。
どちらも大切な人格の中心にあるものです。

 

一般的に水属性で書かれるキーワードは「感受性」「共感性」「沼化(依存)」「つかみ所が無い」「慈悲の心」「やさしさ」などが挙げられます。
活動宮のかに座、固定宮のさそり座、柔軟宮のうお座のトリオで、それぞれに感受性のタイプや共感のポイントは異なります。
3つのうち、似てると思われがちなのが「かに座」「うお座」の2つじゃ無いかなと思います。さそりはね、もうちょっと深いかなと。

ここからは自分の体感している部分(月かに座・太陽うお座)も含めて書いていきます。

 

  • 「かに座」良くも悪くもオカンです。

とにかく身内・仲間と感じた人に対しての行動は、まさにオカン。
ちょっと、ドラマや漫画で見る「オカン」を想像してみてください。
 「今日雨降るらしいから、傘持って行きー!」 と世話を焼きたい
 「ちゃんとご飯食べてるの?ん?」 と心配したい
大人になれば社会の顔もありますが、心からこれが出るのは本当に身内・仲間と思った人に対してだと思います。しつこいくらい構いたい。
身内・仲間を大事にしたい!という気持ちは12星座中ピカイチではないかと。

ちなみに、水瓶座でいうところの「仲間」は志が同じであれば他は問わず、ドライな関係性です。かに座の「仲間」は家族に近い。

そして蟹オカンは、行き過ぎると過干渉になりがちです。首を突っ込みたい。
さらに過剰になると「あれだけ世話焼いたんだから」とちょっと見返りも欲しくなってしまうという・・・。
その時に、物ではなくて言葉を欲しがるのは、水属性だからでしょうか。
「ありがとう」と言われたいために世話を焼いたわけじゃ無いけれど、結果として世話を焼いたから「ありがとう」って言ってほしい・・みたいな。

 

  • かに座を支配する「月」

「いらっしゃ~い」と店の奥から暖簾を捲って出てくるような方々ですが、ひとたび相手が自分の仲間に危害を与える人だと認識した途端、シャッターを下ろしますます。ガラガラガラ。玄関先に塩を撒く勢いかもしれない。
また「月」の支配下なので感受性が豊か。月の年齢域は0歳~7歳、本当に幼少期の隠し事なんて知らない年齢の子供なのです。多分、感情も顔によく出るのでは。


「太陽」「月」の関係で、太陽の光を受けて輝くのが「月」と書きましたが、それを「自分と他人」で無意識にやってしまう人たちでもあります。
「空気を読んでしまう力」が予め搭載されているため、心は素直だけれど言葉にするのは躊躇してしまい、結果として心が疲れてしまう・・・という方も。
いいんだよ、空気は読むもんじゃ無くて吸うものなんだから、とお伝えしたい。

 

生物であるところの蟹も、堅い殻に覆われていますが中身は蟹味噌なんです。
ものすごい弱い部分を持っているけれど殻でその身を守ります。
仲間が攻撃されれば鋏で攻撃をしてきます。殻ひとつでピュアな心を外界から守っているのが蟹座ではないでしょうか。

 

 

長くなってしまったので、うお座のお話は次の投稿で。